こんにちは
現役大型トラックドライバーのハナです。
今回のお話は
サンキューハザードについてです。
そう・・・
みなさん大好きサンキューハザードです笑
事あるたびにサンキューハザードを出す
車も居ますよね笑
しかし・・・
「何をしても」「どんなことをしても」
サンキューハザードさえ出せば
許される・無かったことにできる
と思っていませんか??

そのようなサンキューハザードの
使い方をしていると
「煽ってください」と
言っているようなものです。
そこで今回は
・サンキューハザードとは?
・サンキューハザードは必要なのか?
・サンキューハザードが生んだ弊害
を解説していきます。
ぜひ最後まで読んでいただいて
ご自分がトラブルの原因にならないように
していただければと思いますm(__)m
サンキューハザードとは?
サンキューハザードとは
「相手の好意によって道を譲ってもらった場合に
ありがとうの意味でハザードランプを
点滅させること」です。
例えば、車線変更をしたいと思い
ウインカーを出します。
すると、隣車線に居た車が減速してくれて
自分が車線変更できるスペースを確保してくれました。
このようなときに
車線変更終了後に
2~3回ハザードランプを点滅させます。
ニュアンスとしては
と言った感じになります。
サンキューハザードは必要なのか?
サンキューハザードを出す
義務があるのか?と言えば
間違いなく義務はありませんが、
必要かどうかで言えば
少し難しい話になります。
と言いますのが、
サンキューハザードというものの地位が
確立している時代になっているからです。
サンキューハザードがどのようにして
生まれたかはいろいろ説がありますが、
正直なところそれ自体はどうでもいい話です。
実際に現在ではサンキューハザードは
↑で説明したように使われているからです。
また、「それは本来の使い方ではない」と
言う方もいらっしゃいますが、
言ってることは間違いなく合ってますが、
そこに目くじらを立てることもないと思います。
今や教習車でもサンキューハザードを出す時代です。
これらをひっくり返そうとするなら
なかなかのエネルギーと・・・
かなりの影響力が必要になるでしょう・・・
少なくとも僕は
こちらの好意で道を譲ったときに、
サンキューハザードを出されたがために
死にそうになったという経験はありませんし、
迷惑でもありません。
ウインカーを出してくれないがために
死にそうになったことはありますが…..
ですから、義務ではないので
「出さなければならない」ということは
ありませんが・・・
必要かどうかで言えば、
時代の流れ・世代差・地域差などを考えると
個々の判断になるのかなと思います。
具体的に僕はというと・・・
必要は無いと思っています。
サンキューハザードを出されたからと言って
何を思うこともありませんし、
出されなかったからと言って、
何を思うこともありません。
と言いつつも・・・
大型トラックに乗務している時は
道を譲っていただくことも多く、
そこそこ使っています。
一方、自家用車だとたいして使っていません。
ところで・・・

あるんですが・・・
店舗などから出てくる車を譲ったときに
顔を見て会釈をしているのに、
僕の前に入ったらサンキューハザード・・・
さすがに「ありがとう」は1回でいいとに思います。
この状態だと
「ありがとう」「ありがとう」
になっているので、
顔を見てお礼をしているのであれば
サンキューハザードは
要らないと思います(^^ゞ
サンキューハザードが生んだ弊害
さて・・・

サンキューハザードさえ出せば
何をしても許されると
勘違いしている人が居ます。
別の言い方をすると
「サンキューハザードありき」で
動く人が居ます。
これはどういうことかと言うと、
本来であれば
サンキューハザードというのは
展開に応じて、
結果に応じて出すものです。
つまり、終わってみないと
出すことになるかどうかも
わからないんです。
ところが、
一部の勘違いしている人たちは
まずサンキューハザードが頭にあります。
動く前からサンキューハザードを
出すことが決定されているんです。
代表的な例としては、
下手すれば追突されるような
狭いスペースに
ウインカーを出した瞬間に
ハンドルを切り車体を無理矢理
ねじ込ませます。
もちろん後車は急ブレーキです。
ここでサンキューハザードを出します。
これはいわゆる
「ごめんねハザード」と言われるもので、
自分で悪いことだと自覚しているんです。
これが日常だとどのようなことと
同じかと言うと・・・
とりあえず隣に居る人を殴ります。
そして間髪入れずに「ごめん」と言うわけです。
わかりますか?
頭が悪いんです。
普通の人ならわかりますよね?
ごめんと言うぐらいなら
最初から殴らなければいいんです。
ここで終わるのが普通ですが、
僕はこの先にまで踏み込んでいきます。
つまりこの行為が
何を意味しているかと言うと
ごめんと「言っているだけ」で
ごめんとは「思っていない」んですよ。

ごめんと思ってるなら
絶対に殴りませんよ。
つまり、サンキューハザードを
出したところで
ごめんとも何とも思ってないので
意味はありません。
後車からすると、
それがわかっているので
怒りがこみ上げてくるわけです。
あなたはそんな使い方してませんよね??
ここで終わると思ったでしょ?
実はまだ先があるんです。
相手の好意で譲ってくれた場合に
「ありがとう」を示す場合は
示した時点で完結でいいのですが、
・・・「ごめんね」はどうでしょうか?
常識的な話になりますが、
謝った場合には、許してくれるのか
どうなのか?という展開があります。
が、今回のケースでは
もちろんそんな展開はありません。
こちらが「許す」とも
「許さない」とも言ってないのに・・・
当然どっかに行っちゃいますよね?
「ちゃんと謝ったから問題ない♪」
みたいな・・・
独り言ならよそでやれ
これは本当に人間レベルが
現れる行為と言えます。
わかってないのは本人だけです。
仮にですが・・・
「ごめんというつもりはない、
ありがとうの意味だよ」
という屁理屈を言う人が居るならば
それはもういよいよ頭が腐・・・
やめときましょう汗
もう一度お聞きしますが・・・
あなたはそんな使い方してませんよね??
まとめ+
サンキューハザードは
「相手の好意で譲ってくれた場合のお礼」
として出すものです。
危険な割り込みをしていて
素早くサンキューハザードが出せるのは
頭が悪い証拠です。
ごめんねと思っているなら
最初から危険な割り込みをしなければいい。
そうすれば、
ごめんねと示す必要すらない。

スマートです。
そして、根本的に勘違いをしているのが
サンキューハザードというのは
「確認」や「ウインカー」の
向こうにあるものです。
確認もせずに店舗から飛び出して来て
サンキューハザード・・・
ろくにウインカーも出さず
無理矢理割り込んできて
サンキューハザード・・・
どうしても
サンキューハザードが使いたいなら
「確認」と「ウインカー」の
練習をしてから出直して来い。
僕はバスケをしている人間なので
バスケの例えになってしまいますが、
ゴール下のシュートが入らないやつが
スリーポイントシュートを打っても
しょうがないんですよ。
100%入らない。
ただし、厄介なのは・・・
「打つことはできる」んですよね。
絶対に入らないんで
打っても意味無いんですけど。
実際に居るんです。
ゴール下のシュートや
ミドルシュートは
地味で面白くないから
とにかく
スリーポイントシュートを打ちたい。
言うまでもなく、
こういうことをしている人で
成功している人は1人も居ません。
物事には順番というものがあるんです。
出しても出さなくてもいい
サンキューハザードを出す暇があるなら
ウインカーを出す練習をしろ。
自分が安全運転をしていれば
無理にサンキューハザードを出す
必要はないんですよ?
絶対にその方が楽でしょ?
いいですか?
よく聞いてくださいよ?
先に自分が道交法違反をして
他人を攻撃して事故になった場合、
絶対に良いことにはならないわけですよ。
逆に、

ルールが自分を守ってくれます。
さらに最近では
「ドライブレコーダーの存在をわかっていても」
車を止めて降りてくる煽り運転も流行りです。
自分が原因でトラブルになりますよ?
殴られますよ?
下手すれば殺されますよ?
毎度同じことを言っておきますが、
殺された場合、
まず相手が悪くなるでしょうね。
だから?
って話です。
相手が悪くなっても殺されたんじゃ
意味無いですよね?
何を「目的」にしてるんですかね?
煽り運転をされました。
ちゃんと相手を罰することができました。
でも自分は殺されてます。
これ意味あります?

ならない方がいいでしょ?
いかがでしたか!?
少しは納得していただけましたか!?
仮に、仮にですが・・・
今まではそのような運転をしていたとしても、
これを期に運転を改めましょう!
トラブルになって死んでからでは
遅いですから!!
最後まで読んでいただき
ありがとうございました(*^^*)
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